講師のご紹介 ~マイケル・レヴィット氏~
マイケル・レヴィット氏
マイケル・レヴィット氏は、スタンフォード大学医学部において構造生物学分野のがん研究を担う Robert W. and Vivian K. Cahill 記念講座教授であり、Bio-X の創設メンバーである。1947年に南アフリカで生まれ、ロンドンで物理学を、ケンブリッジで構造生物学を学び、1967年にはワイツマン研究所でシュネイオール・リフソンのもとで研究に従事した。ケンブリッジの分子生物学研究所、フランシス・クリックが在籍したソーク研究所、ワイツマン研究所を経て、1987年にスタンフォード大学に着任した。
計算生物学の草分けの一人であり、マルチスケール手法、タンパク質および核酸の構造、分子動力学、タンパク質フォールディングを研究領域とする。タンパク質フォールドの4つのクラスを共同で発見し、簡略化されたタンパク質表現法を導入したほか、X線構造精密化のための Jack-Levitt 法を考案した。現在も自らプログラムを書き続けており、その技能に誇りを持っている。2001年に王立協会フェロー、2002年に米国科学アカデミー会員に選出され、2013年には複雑な化学系のマルチスケールモデルの開発により、マーティン・カープラス、アリー・ワーシェルとともにノーベル化学賞を受賞した。
2020年1月以降は、スタンフォード大学のジョン・イオアニディスとともに、新型コロナウイルス感染症と死亡率の研究に科学的関心を向けている。難しい問題を解くこと、そして若い科学者たちに自分の世代が享受したのと同じ独立性を与えることを目標としている。
