講師のご紹介 ~キャス・サンスティーン氏~

2026年9月10日

キャス・サンスティーン氏

現在ハーバード大学のロバート・ウォルムズリー・ユニバーシティ・プロフェッサー(特別栄誉教授)を務めている。ハーバード・ロースクールの「行動経済学および公共政策プログラム」の創設者兼ディレクター。2018年、ノルウェー政府よりホルベア賞を授与された。同賞は、法学および人文学分野におけるノーベル賞に相当するとも言われている。2020年には、世界保健機関(WHO)より「健康のための行動科学的知見および行動科学に関する技術諮問グループ」の議長に任命された。2009年から2012年まではホワイトハウス情報規制問題局(OIRA)の局長を務め、その後は大統領情報通信技術検証委員会、および国防総省の国防イノベーション委員会の委員を歴任した。サンスティーン氏は、議会の各種委員会において幅広いテーマで証言を行ってきたほか、国際連合、欧州委員会、世界銀行、そして多くの国々の政府関係者に対し、法および公共政策に関する助言を行ってきた。英国の「行動洞察チーム(Behavioural Insights Team)」のアドバイザーも務めている。 

数百篇の論文と数十冊の著書があり、邦訳書に『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』(リチャード・セイラーとの共著、2008年)、『シンプルな政府:“規制"をいかにデザインするか』(2017年)、『ナッジで、人を動かす』(2020年)、『#リパブリック』(2018年)『同調圧力:デモクラシーの社会心理学』(2023年)などがある。また、未翻訳の著書にImpeachment: A Citizen’s Guide、The Cost-Benefit Revolution、On Freedom、How Change Happens、Too Much Information: Wishing We Didn't Knowがある。現在は、規制国家、フェイクニュース、言論の自由のほか、煩雑な事務手続きなどの障壁を指す「スラッジ(sludge)」に関するプロジェクトに取り組んでいる。

また、バイデン政権下では国土安全保障省長官の上級顧問を務め、洪水や猛暑といった気候関連リスクへの強靭性(レジリエンス)強化、および行政手続きの負担軽減に注力した。2024年には、同省における民間人最高位の栄誉である「卓越公務功労賞(Distinguished Public Service Medal)」を授与された。

キャス・サンスティーン
© Photo by Rose Lincoln

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